ブドウを活けたり、スープにしたり・・・秋の思い出の味
2018年 09月 27日
こんなものをよく作りました。ブドウのスープ。
皮をむいてしまうと甘すぎるので、半分は皮ごと使います。
いい香りがしました。
胡瓜のみじん切りと皮を剥いたブドウをのせて・・・
ポルトガルの九月は、まだまだ暑く、青唐辛子のピリリと効いた甘いスープは、体に染みたものです。
昔の家には葡萄棚があり、ぶどうのふさがいっぱいぶら下がっておりました。 時折、叔父がやってきて 放りっぱなしのブドウの剪定をして行ってくれました。 祖父の家にも葡萄棚はありブドウがいっぱいなっていて袋がけをしたものです。
今はスーパーに並ぶ高いブドウで勿体なくてスープにはできません。
日本は全てが高級になって自家製のもっとワイルドな産物がなくてなって、返って貧しくなりましたね。
お店でお金を出さないと何も手に入らなくなりましたー。
余所余所しいさみしい社会になりました。
夏の終わりに無性に食べたくなるスープです。はい、よく冷やして・・・。
たくさんは取れなかったけれど、祖父母がお遊びで作っていたような気がします。今は品種改良して果物は高くなる一方ですね。甘くなくていいから、手頃な値段のものをワシワシ食べたいです。スープなどは高くついて作れませんね。
農家が食べられるようになって、若者も戻ってきているそうです。しかし・・・買えなくなった。本末転倒。
これはポルトガル料理ではなく、多分、ヨーロッパの北の方の食べ方ではないかと思います。オランダ人から教えてもらいました。フランスでは聞いたことがないので、ドイツ辺り ? 白ワインがたくさん取れるところではないでしょうか ?
夏バテにとてもいいです。
甘すぎるので、皮も入れて、水で調節します。唐辛子がとてもいいアクセントになります。メロンなどでも作りますね。夕方、おやつのように飲むのがよかったです。一杯飲むまでに・・・。
そうそう・・・オランダ人のエドウィンに教わって適当に作って見たら・・・レシピを間違えてたまねぎを入れてしまったのです、多分。慌てて、ブログを訂正したような・・・。
葉っぱつきブドウ・・・花屋にあったら買ってしまうかも知れません。活けて楽しむだけなら、庭で作ろうかな・・・と思ってしまうのです。日陰なら、少しはスペースがあるのです。
葡萄のスープ、どんな味なのでしょう?
ぶどうジュースのちょっとしょっぱい味かな?
こんな葡萄があったら私も白い花瓶に生けたいな~。
とっても素敵!
そして美味しいワインもあればもっといいですね。
塩は使わないので、しょっぱさはありません。好みで水を足して味を調節(私は)、唐辛子がいい仕事をしてくれます。ブドウジュースとも別物・・・お試しください。暖かなおこたで頂くというのもありかも知れません。
絡まったり、ぶら下がった植物が好きです。このように出来の悪いブドウなら、我が家の庭でもできるかしら・・・などと企んでいます。
青唐辛子を少々・・・一緒に撹拌します・・・少々を間違えて、エラいことになったことがあります。そうそう・・・甘いだけでなく、パンチがあるスープです。
あ、この陶器は持ち帰りました。左の青いのがスペインの、多分、アンチョビを作る壷らしいです。カタクチイワシと塩を交互に入れていく・・・なるほどねと思いました。フランス人にもらいました。
右は、ありきたりの塩と砂糖入れ・・・蚤の市です。一つ1ユーロ。
でもシャインマスカットを見ると青目さんの事を思い出します。
まるでパブロフの犬の様に。可笑しいでしょ。
葉っぱのついた葡萄の姿がいいですね、今は八百屋もどこもかしこも同じサイズ
の同じ顔をした野菜や果物が整然と並んでいます、あまりにも人工的過ぎて
不思議に思う事があります。
私も栗はそのままスプーンですくって食べる事が多いです。後昔の事ですが
この時期同じようにヒシの実もスプーンで食べていました。懐かしいです。
そうでした、作った方多かったのですよ。それを言ったら、教えてくれたエドウィンから、いろいろレシピの訂正があったのです。でも、それぞれ自分の好みでいいのですから・・・そうして、新しい料理が生まれることもありますね。だいたい、どこの料理かもわからないものでしたし・・・。
野菜とか果物・・・畑で出来たとは思えないものばかりですね。ヒシの実・・・初めて聞きました。