アムステルダムから、ジュスチーヌとエドウィンが、ポルトガルの漁師町に戻ってきました。
久しぶりでうれしい。
海辺のバーで飲んで、友達に会って・・・絵を描いているようです。

Dear Shinji and Mitsuko,

We are back in Olhão again. Drinking white wine at the seafront, meeting friends. Everybody is fine.
And we have been painting together.

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a big still-life with food and wine and flowers

なんだか・・・ホッとする絵です。大好き・・・。

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Edwin is making drawings on his new i pad.
He can use all colours, all pens, brushes and materials, oil, watercolour, spay-can, everything is there in one machine.

エドウィンは、Ipadで、絵を描いているようです・・・この中で、なんでも出来るのね・・・若いんだぁ。

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We had a birthday dinner party on the patio, like every year.
You can see the same old friends in the front: Madeleine, Meinke, Edwin, Jill and Antonia.

十月は、ジュスチーヌの誕生日です。
いつものようにパーティーがあったようです。
しかし・・・私たちが知っているのは少しだけ・・・メンバーが変わっています。

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We will hang it in Cha cha cha, Kevin’s restaurant. Now Francis is working there too.
This is Lily, Sonia and Francis behind the bar.

ロンドンから移ったケビンのレストラン、チャチャチャです。
流行っているようです。行きたいなぁ・・・。

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but not Leao, the dog of our street, he died this summer. He was a good friend, for everybody, we miss him.

去年、別れるときに覚悟はしていたけれど・・・仲良しだった犬のリアオが亡くなったそうです。
いつもジュスチーヌの家に入り浸り、私たちが彼らの家にいる間も、ほとんど一緒でした。飼い主が誰かも知りません。
最後の日、バーに飲みに行く時、いつまでも着いてくるので、帰るように叱ると、うなだれて帰って行った後ろ姿が忘れられません。
あぁ、これが最後かもしれない・・・そう思ったのです。
みなに愛され、幸福な犬でした。ありがとう、リアオ・・・さよなら、リアオ。

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Mitsuko, I like your new blog. Next time I will try to send you more foto’s from Olhão.
It is changing fast now, because there are so many foreigners.
I know you miss Olhão, but we are here starting to miss the old Olhão too.

Miss you!
Love from Edwin and Justine

漁師町にも外国人が増え、私たちがいた頃とは変わりつつあるようです。
私たちが出会った頃の、素朴な漁師町を、彼らも恋しく思っているようです。
変わらないものは・・・なにひとつないのですね。













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by aomeumi2 | 2018-10-17 20:27 | ポルトガル便り | Comments(17)




「あのなぁ・・・オレ、近々、死ぬらしいわ・・・」と、Sから電話があったのは、十日ほど前のことです。
庭仕事をしていた私は、一瞬、言葉に詰まったものの・・・「あ・・・そう」と、いいました。
「やりたいことは、全部やってきて、思い残すことはない・・・で、さよならを言っておこうと思って・・・」
「わかった・・・」
なんと言ったらいいのか・・・近頃、死というものがとても近いものになり・・・あまり驚かないのです。

徳島の友人Mと、四日市に行きました。
部屋に入ると、挨拶もそこそこに・・・うす暗がりに突然、この曲が流れました。
時々、ジャージャーと針の音がして・・・あの時のままです。
あの時・・・とは、50年前のジャズ喫茶の暗い店内と、ノイズの入った音・・・体がしびれるような音の洪水。
三人とも、背中を丸め、黙って曲に聴き入りました。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=320&v=_BlHRPXPx-4

なんでだろう・・・ユーチューブの埋め込みが出来なくなりました。
Curtis Fuller Five Spot After Dark・・・これを聴きながら、読んでいただきたい物語です。
かつての不良少年少女たちには、どなたにも懐かしい曲だと思ういます。



「お前たちが来たら、一緒に聴こうと思って探しといたんや・・・」と、Sが言いました。

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東京時代を過ごした四人の仲のよい男たちは、それぞれ、二人が京都、ひとりが徳島、そして電話の主は四日市にいました。
京都の二人はすでに亡くなり・・・。
徳島のMが、会いにいく・・・というので、私も行くことにしたのです。
七年ぶりの再会でした。

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香舟先生が、ご主人の赴任で名古屋に移った時、ひとりの男友達を連れて行くと・・・
なぜか、京都、名古屋、蒲郡に居合わせた彼らは、芋づる式に次々と・・・お腹を空かせた青少年が香舟先生のところに入り浸りました。
当時は、名古屋にいいジャズ喫茶があり、いいミュージシャンのコンサートも沢山あったのです。
私も東京からよく通いました。


四人の男たちのなかで、唯一、会わなかった男がいます。
京都の家具職人、スミダ君です。
「青目とスミダは、気が会うでぇ・・・会わせたいなぁ」と、誰もが言ったのですが、ついに会うことがありませんでした。
私がヨーロッパから帰国するのは、いつも冬で、彼は雪深い京都の山奥に住んでいたのです。

これは、男たちが最後に集まった時の、私にとっては幻のスミダです。始めて見ました。
みんなで大いに笑い・・・この一週間後に亡くなりました。
きれいな顔です・・・スミダが綺麗なのは顔だけでなく、いかに心が綺麗だったか・・・と、この日、二人の男が聞かせてくれました。

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デザイナーのSは、自分で設計した、なかなかチャーミングな家に住んでいました。
彼女はいるけれど、一緒には暮らしていない・・・なるほど・・・台所の綺麗さを見ると、人とは暮らせない男なのでしょう。

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凝り性で、こだわりが強い・・・なにごとも、いい加減な私とは、よく喧嘩をしたものです。
このプレイヤーも大変な年代物で・・・レコード針が、ご、ご、ご、ごじゅうまんえんも・・・するらしい。
アホらし、元気だったら一悶着起きていたことでしょう。

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彼が設計したという、寿司屋でご馳走を食べて・・・帰ってから、ジャズを聴き、夜中までおしゃべりをして・・・
若者のような一晩を過ごしました。

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病院にははいらず、最後まで森の奥のこの家で、ジャズを聴き、コーヒーを飲み、煙草を吸って、夜更かしして過ごすそうです。

若いとき、Sとスミダは、スペインを放浪し、辿り着いたのがイビザ島でした。
以来、毎年のように訪れていた島に、この六月にもひと月を過ごしてきたそうです。
Sが、もう一度、イビザに行けますように・・・また、三人で、この森の桜を見られますように・・・と、祈りながら帰りました。











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by aomeumi2 | 2018-10-15 14:37 | 喜怒哀楽な人々 | Comments(14)



家の前に作っている自然の野原・・・去年、植えつけた赤マンマがたくさん咲きました。
百日草もまだ咲いています。
左のシオンに似た花は、部屋の中では花を開いてくれませんでした。
もう庭にはなにもありませんが、水仙がすでに芽を出しました。

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夏の始めから、ずんずん伸びる見慣れぬ葉・・・なんだろうと切らずに待っていたら、こんな花が咲きました。
昼の間、薄い黄色の花を開き、夜になると閉じます。
先日の台風で倒れましたが、咲き続けています。

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白いゲンノショウコウも増えています。今年は花がとても小さいです。
こんなものでも、肥料をやると大きく育つのでしょうか ?

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倒れたトマトの苗を片付けました。青い実はピクルスに・・・。
ポルトガルからカルロスが持ってきてくれた唐辛子も干して瓶に入れました。

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小振りの椿 ? が、たくさん咲いています。花びらが落ちて気がつきました。
お隣の生け垣が枯れかけているので、裏山から榊もどきかと植えてみたら、花が咲きました。

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あちこちで、菊の蕾がたくさん・・・どんな色の花が咲くのか確かめてから、少し処分しようと思います。
これは、赤か黄色か・・・去年も咲いたはずなのに、すっかり忘れているのです。

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東京に来ています。今回は四日市に行ったり。
遠出するのはイザベルとバレリーが来て以来、二年ぶりでしょうか。
すっかり出不精となりました。
戻ったら、菊が咲いているでしょうか ?









      

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by aomeumi2 | 2018-10-12 09:38 | 花日記 | Comments(10)



晴れたかと思うと、雨・・・霧が出たり、曇りだったり・・・お天気が安定していません。
晴れ間を狙って、トマトの苗を片付けました。
まだ青いものも沢山ありましたが、嵐で倒れたのです。
この夏、一度もトマトは買いませんでした。
ポルトガルでは、青いトマト好きの人もいて、市場でもよく出ていました。
トマトとは別物で、シャキシャキして・・・胡瓜のない時などは代用しました。
青いトマトのジャムなどもありました。

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新しい財布です。夏の間、財布を探していました。
飛ぶようにお金が出ていき、とどまらないのは財布のせいのような気がしたからです。
考えてみると、日本で財布を買うのは初めてかも知れません。
だいたい、ポルトガル帰りのパリのブティックで、気に入ったものがありました。
日本で、財布がどこで売っているのかわからず、デパートを廻りました。
た、た、高い・・・どれも、三万以上です。気に入ったものは10万円・・・これを買ったら、中に入れるお金がありません。
それと・・・財布は春に買うのがいいそうです。物知りの隣の奥さんに聞きました。
それまでは・・・これを使うことにしました。

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小田原の駅ビルで、ランチョンマットを買いました。
二つで千円。

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百円ショップのブックカバーに縫い付けました。
財布風のチャック付きを短く縫い合わせ、中に入れただけです。
二つ合わせて、二百円。

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引き出しに押し込んであった、ボンボンと民芸調のワンピースについていた飾りです。
タダ・・・合計1200円。春まで我慢します。

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毎日のように庭のトマトとししとうを食べています。大節約。
庭の裏で、夫が栗をみつけました。

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雨の日は、部屋でキューバ音楽を聴きながら片付けものをしたり・・・時々は踊ったり、縫い物をしたり。
そんなあとに晴れたりすると、本当にありがたいです。
薔薇の剪定をしたり、誘引したり、球根を植え変えたり、
これは全て、来年の春のための仕事なのですね。
秋の庭は、菊の蕾が膨らみつつあるものの、葉も落ち、花もなく寂しいものです。
けれど、よく見ると球根の芽も出ているし、すみれも健在、秋だというのに花たちも春の準備をしているらしいのです。







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by aomeumi2 | 2018-10-09 11:12 | 天然な暮らし方 | Comments(18)

              

いい映画でした。

帰国以来、気がつくと空を見てない・・・こんな田舎にいるのに。
海の近くに住んでいるのに、海もみていない・・・音楽も聴いていない。
あぁ〜、音楽はいいな・・・こんなに楽しいものを忘れているなんて。


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小さな映画館で、終わると「ブラボー !」と、声がかかるのも珍しいです。

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動画を載せたいのですが・・・なぜか、できない。埋め込み禁止になったのでしょうか ?
「ブエノビスタ・ソシアルクラブ・アディオス」で検索すると、すぐに出てきます。
残念です。


これはどうかしら・・・あ、クリックしたら出ましたよ。
             

最初の映画から18年。ほとんどのメンバーが死んでしまいましたが・・・なんと幸せな人生でしょうか。

コンパイ・セグンドは、公演の舞台に立ってから、二週間後に亡くなりました。
歌うのをやめて靴磨きをしながら貧しい暮らしを食いつないでいた、イブライムはグラミー賞をとり
最後の舞台から4日目に亡くなり・・・ピアニストのルベンも亡くなり、みな90代です。
女性歌手のオマーラは、歌いながら死にたいと、いまだに健在です。
テレビを消して・・・音楽を聴いています。もちろん、踊りながら・・・。











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by aomeumi2 | 2018-10-06 11:15 | 喜怒哀楽な人々 | Comments(12)




どんなに高くても、買ってやる ! と、決めたイチジク。
握りしめたイチジク貯金は、500円玉が六枚。
渋谷の東急デパートには、なかった・・・もう秋ですからね。
帰り道、小田原で途中下車。駅ビルのちょっと高級な食品売り場に・・・あった。
六個で、980円と、四個で780円・・・もう、安いのか、高いのか、ワカラナイ。
両方買った・・・大人買い ?

ヨーグルトを水切りしたチーズと蜂蜜をかけて食べた。
ま、ま、まずい・・・完熟で甘いのだけれど・・・味がない ?
これできっぱり、イチジクを諦めることが出来ました。
気分は・・・つまんない男に・・・失恋した・・・そんな感じ。

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イチジク貯金のせいで、節約の日々・・・肉でも食べるか !
左は塩胡椒・・・右はタレ・・・脂がねぇ・・・多すぎる・・・柔らか過ぎ。
口に入れると溶けるような肉は、夫婦で苦手・・・噛みしめると歯ごたえのある、固い肉が好き。
肉屋にそう注文すると、ただ固い安物の肉が来る・・・そうじゃないってば。
オーストラリア産でも、日本仕様で柔らかくしてあるらしい。ないのよ。
麻布のナショナルマーケットでは、普通にあるらしいのだけれど・・・そこまでする気にはならない。

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こんなところで一緒にしたら、申し訳ないのですが・・・三ヶ月も前に図書館に予約していた本が来ました。
芥川賞を最高齢で受賞した若竹千佐子氏の「おら おらで ひとり いぐも」
随分と話題になって、主人公が私と同い年ということで、興味深く思っていました。

う〜ん・・・お読みになった方はおられるでしょうか。感想を伺いたいです。
ワタシは・・・ものすごく上手・・・としかいいようがない。

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若い方の芥川賞は、ほとんど読んでいないのです。
なにしろ、今、夢中なのは、関容子さんの堀内大學聞き書き・・・いいのですよ・・・本当に。
甘露な飴でも舐めるように、ゆっくりと読んでいるのです。
食べものも、本も、結局は "好き嫌い" ということで・・・いくら芥川賞でも、いくら高級な神戸牛でも・・・好みがある。

私の感想は・・・例えば、夜の十時過ぎに、電話がかかってくる。
「青目 〜 ? ひさしぶり〜、元気・・・」と、あまり親しくはないけれど、まぁ、そこそこ知っている女友達。
いやな予感・・・時計を横目で見ながら・・・11時になり、12時、1時、2時・・・。
「アタシ、思うのよ・・・」「アタシ、思うんだけどさぁ・・・」という言葉が、たびたび挟まり・・・どう思う ? という言葉はなし。
一方的に洪水のように話は続き・・・溺れる。
「あ、やだ、もうこんな時間・・・で、最近どうなの、あなたは・・・」疲労困憊・・・応える気力なし。
「じゃね・・・元気で、あんまり飲み過ぎないでね」と、電話は切れる。
これ・・・本の感想です。

「男が選んだ本ですよ。女がちょっと本音を書くと、女を知らない男は(選者は)驚くのよ」と、女性編集者が怒っていました。
なるほどねぇ・・・そういえば、ずいぶん昔に「危険な女」と、いう映画がありました。男たちは、"怖い、怖い・・・" と騒ぎましたが、
女たちは、誰も怖がっていなかった・・・「普通よ・・・普通の女よ」と。

作者は、8年もカルチャーセンターの小説教室で学んだ方ですから、上手です。
東北弁を使ったところも、アイデア。文章はとても読みやすいです。
二作目は、どんなものを書かれたのでしょうか ? 標準語で書いた小説がどんなものか、ぜひ読んでみたいと思いました。










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by aomeumi2 | 2018-10-04 10:40 | 天然な暮らし方 | Comments(12)


台風一過・・・とは、このことですね。
伊豆の花たちは、どうなったかしら・・・。
春に思い切った剪定を施した、キンモクセイは、思いがけずたくさんの花が咲きました。
仕事机のある窓の正面にあり、部屋の中まで香りが届きます。
今頃は辺り一面、金色に染めていることでしよう。

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すっかり忘れていたのに・・・いつの間にか、草むらのなかに、ひっそりと咲いてくれていたこの花。
きっと倒れていることでしよう。
帰ったら印をつけておかないと、忘れてしまいます。
花地図は、一年では出来そうもありません。

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突然出てきたやさしい色の花・・・自分が植えたものに違いないのに・・・記憶にありません。

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自然に出てきて、次々に咲きます・・・どちらさまですか ?

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咲いたらダメダメと、蕾を摘み続けていたのに、うっかりしていたら咲いてしまった・・・。
二メートル以上も伸びてしまい、気がつきませんでした。
秋に大きな花を咲かせるつもりだったのに・・・夏薔薇。
しかし、もう秋なのですね。となると、これが秋薔薇 ?

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東京は最高気温33℃・・・昼から、渋谷で映画を観て、乃木坂の美術館へ行き、六本木で飲んだ女二人。
赤坂の男友達の家で夫と合流。スペインのワインを飲んで、
それから、ひと気のない公園やらで遊びながら、青山まで・・・平均年齢、70才の男女四人。
いい風が吹いていて、東京の紅葉狩り・・・気持は、50年前と変わらないのね。






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by aomeumi2 | 2018-10-02 09:34 | 花日記 | Comments(12)