どんなに高くても、買ってやる ! と、決めたイチジク。
握りしめたイチジク貯金は、500円玉が六枚。
渋谷の東急デパートには、なかった・・・もう秋ですからね。
帰り道、小田原で途中下車。駅ビルのちょっと高級な食品売り場に・・・あった。
六個で、980円と、四個で780円・・・もう、安いのか、高いのか、ワカラナイ。
両方買った・・・大人買い ?

ヨーグルトを水切りしたチーズと蜂蜜をかけて食べた。
ま、ま、まずい・・・完熟で甘いのだけれど・・・味がない ?
これできっぱり、イチジクを諦めることが出来ました。
気分は・・・つまんない男に・・・失恋した・・・そんな感じ。

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イチジク貯金のせいで、節約の日々・・・肉でも食べるか !
左は塩胡椒・・・右はタレ・・・脂がねぇ・・・多すぎる・・・柔らか過ぎ。
口に入れると溶けるような肉は、夫婦で苦手・・・噛みしめると歯ごたえのある、固い肉が好き。
肉屋にそう注文すると、ただ固い安物の肉が来る・・・そうじゃないってば。
オーストラリア産でも、日本仕様で柔らかくしてあるらしい。ないのよ。
麻布のナショナルマーケットでは、普通にあるらしいのだけれど・・・そこまでする気にはならない。

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こんなところで一緒にしたら、申し訳ないのですが・・・三ヶ月も前に図書館に予約していた本が来ました。
芥川賞を最高齢で受賞した若竹千佐子氏の「おら おらで ひとり いぐも」
随分と話題になって、主人公が私と同い年ということで、興味深く思っていました。

う〜ん・・・お読みになった方はおられるでしょうか。感想を伺いたいです。
ワタシは・・・ものすごく上手・・・としかいいようがない。

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若い方の芥川賞は、ほとんど読んでいないのです。
なにしろ、今、夢中なのは、関容子さんの堀内大學聞き書き・・・いいのですよ・・・本当に。
甘露な飴でも舐めるように、ゆっくりと読んでいるのです。
食べものも、本も、結局は "好き嫌い" ということで・・・いくら芥川賞でも、いくら高級な神戸牛でも・・・好みがある。

私の感想は・・・例えば、夜の十時過ぎに、電話がかかってくる。
「青目 〜 ? ひさしぶり〜、元気・・・」と、あまり親しくはないけれど、まぁ、そこそこ知っている女友達。
いやな予感・・・時計を横目で見ながら・・・11時になり、12時、1時、2時・・・。
「アタシ、思うのよ・・・」「アタシ、思うんだけどさぁ・・・」という言葉が、たびたび挟まり・・・どう思う ? という言葉はなし。
一方的に洪水のように話は続き・・・溺れる。
「あ、やだ、もうこんな時間・・・で、最近どうなの、あなたは・・・」疲労困憊・・・応える気力なし。
「じゃね・・・元気で、あんまり飲み過ぎないでね」と、電話は切れる。
これ・・・本の感想です。

「男が選んだ本ですよ。女がちょっと本音を書くと、女を知らない男は(選者は)驚くのよ」と、女性編集者が怒っていました。
なるほどねぇ・・・そういえば、ずいぶん昔に「危険な女」と、いう映画がありました。男たちは、"怖い、怖い・・・" と騒ぎましたが、
女たちは、誰も怖がっていなかった・・・「普通よ・・・普通の女よ」と。

作者は、8年もカルチャーセンターの小説教室で学んだ方ですから、上手です。
東北弁を使ったところも、アイデア。文章はとても読みやすいです。
二作目は、どんなものを書かれたのでしょうか ? 標準語で書いた小説がどんなものか、ぜひ読んでみたいと思いました。










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# by aomeumi2 | 2018-10-04 10:40 | 天然な暮らし方 | Comments(12)


台風一過・・・とは、このことですね。
伊豆の花たちは、どうなったかしら・・・。
春に思い切った剪定を施した、キンモクセイは、思いがけずたくさんの花が咲きました。
仕事机のある窓の正面にあり、部屋の中まで香りが届きます。
今頃は辺り一面、金色に染めていることでしよう。

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すっかり忘れていたのに・・・いつの間にか、草むらのなかに、ひっそりと咲いてくれていたこの花。
きっと倒れていることでしよう。
帰ったら印をつけておかないと、忘れてしまいます。
花地図は、一年では出来そうもありません。

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突然出てきたやさしい色の花・・・自分が植えたものに違いないのに・・・記憶にありません。

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自然に出てきて、次々に咲きます・・・どちらさまですか ?

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咲いたらダメダメと、蕾を摘み続けていたのに、うっかりしていたら咲いてしまった・・・。
二メートル以上も伸びてしまい、気がつきませんでした。
秋に大きな花を咲かせるつもりだったのに・・・夏薔薇。
しかし、もう秋なのですね。となると、これが秋薔薇 ?

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東京は最高気温33℃・・・昼から、渋谷で映画を観て、乃木坂の美術館へ行き、六本木で飲んだ女二人。
赤坂の男友達の家で夫と合流。スペインのワインを飲んで、
それから、ひと気のない公園やらで遊びながら、青山まで・・・平均年齢、70才の男女四人。
いい風が吹いていて、東京の紅葉狩り・・・気持は、50年前と変わらないのね。






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# by aomeumi2 | 2018-10-02 09:34 | 花日記 | Comments(12)


舞踏家、中嶋夏は、今や世界的に有名な舞踏家です。
全く違う世界にいたものの、50年以上の付き合いです。
若いころは激しい喧嘩もしたけれど・・・(原因は私の無知 ? かな)
夏ちゃんが、今になってご褒美を受け取りはじめた気配が、とてもうれしい。


舞踏は、日本発祥の踊りで・・・土方巽、大野一雄が第一人者です。
その愛弟子である中嶋夏は、この道一筋、舞踏家として生きてきました。
日本で活躍の場は少なく残念なことだけれど、久しぶりに小さな公演があるというので馳せ参じました。

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とはいえ・・・実は、舞踏は全然わからない。
トークショーがあって、初めてというくらいに舞踏のことが少しだけわかりました。
寡黙な彼女が、舞踏のことになると、たちまち少女のように目を輝かせ、饒舌になったのでした。
あまりのピアなオーラを放つ彼女の前に立つと、何もかもが、いかがわしく感じられます。
特に言葉が・・・気の毒なくらいなものでした。

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このような・・・難しいものに・・・会場は満員ということに驚かされました。
私にはチンプンカンプンな分厚い、そして、高すぎる本が・・・飛ぶように売れていました。
そういえば・・・世の中に難しいものが少なくなったのかも知れません。
なんでも、やさしくわかりやすく解説し、くどいほど説明し・・・。
人々は、難解なものに飢えているのかしら・・・と、思った秋の夕暮れ。

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この人、笠井叡氏も同年代・・・現役のダンサーです。
海外公演が多く、漁師町の隣のファロで開かれた公演に行ったら「こんな地の果てに、日本人がいたとは・・・」と
反対に驚かれました。

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大野一雄は、死の間際まで、ベットに横たわり、手だけで踊りました。

夏ちゃんは70才のときに、自らの老いと対面し・・・世界各国で新作を上演し続け、75才になり、
「さらに奥まっていく我が老いを見つめ・・・」と今回の公演に着いてのコメントしています。
いまだに少女のような容姿ですが・・・ちょっとウルウルしてしまいました。
この人も、死ぬまで踊るのでしょう。
長く続けているだけでは、ご褒美はもらえない。







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# by aomeumi2 | 2018-09-30 11:21 | 喜怒哀楽な人々 | Comments(12)



この時期になると、ポルトガルの漁師町の市場には、こんなものがたくさん出ました。
山と積まれたブドウの脇に、葉つきのものが置かれていました。飾り ?
おじさんにねだってはせしめ、部屋に活けました。
秋だなぁ・・・と、しみじみ思ったものです。

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こんなものをよく作りました。ブドウのスープ。
皮をむいてしまうと甘すぎるので、半分は皮ごと使います。
いい香りがしました。

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胡瓜のみじん切りと皮を剥いたブドウをのせて・・・
ポルトガルの九月は、まだまだ暑く、青唐辛子のピリリと効いた甘いスープは、体に染みたものです。

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来年は、庭にブドウを植えようか・・・などと欲張ったことを考えています。








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# by aomeumi2 | 2018-09-27 09:38 | ポルトガル便り | Comments(14)



ポルトガルの山に行くと、道端にたくさん落ちていた大きな栗。
茹でて、切れ目を入れてだしてみたら、おいしいと、みな驚きました。
焼き栗しか食べたことがないのです。
どうやって作るのか知りたがりましたが・・・教えませんでした。
スプーンですくって食べます。しっとり、ねっとり・・・おいしい栗でした。


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秋の庭木の剪定のあと、
庭に山のように積んだ枝に火をつけて、栗は素焼きの壷にいれ焚き火にくべます。
この時のワインは白・・・出来れば新酒。
時々、穴の開いた壷に棒を差し込み振り回して、火の熱を均等に回します。
イタリア人が、この仕事を引き受けましたが・・・ろくでもない男が、この時ばかりは、いい男に見えたものです。
あとは、金串に刺したソーセージや野菜を火にかざし、朝まで飲むのが秋の楽しみでした。



上等な栗を送っていただきました。
お隣がよく作る、ブランディーを使ったマロングラッセを作るつもりでしたが・・・
剥きながら食べてしまうので・・・どんどん数が減り・・・断念。

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ホクホク・・・スプーンですくって・・・これも幸せというものです。





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# by aomeumi2 | 2018-09-25 10:42 | 天然な暮らし方 | Comments(14)