正月の2日目、前衛舞踏家の中嶋夏さんが来てくれました。
家に来るのは、25年振りです。
酔って、二階の寝室に上がれず、お尻を押した、記憶があります。
部屋が暖房で暖かいので、来る直前に花と、サラダの材料を庭から摘みました。
楽しい仕事です。

b0396150_20165109.jpg


花の少ない季節ですが・・・すみれだけは健気に咲いています。
咲いてはいけないのに、いうことを聞かない薔薇も役に立ちました。
アザミは、夏から咲き続けています。

b0396150_20204620.jpg




午後に着いたので、まずは、おいしいお茶を差し上げて・・・お持たせのお菓子を頂き、すぐにおしゃべりが始まり・・・
気に入ったお茶がないので、自分でブレンドしたものです。
御殿場の若い人が作ったものと、香川の渋めのもの、宮崎のお茶を混ぜたものです。

b0396150_20210917.jpg



長い夜になりそうなので・・・まずは、明るいうちからゆっくりと柚子湯に入ってもらい、
テーブルの準備をしました。
お節は食べていないはずなので、小さなお重に詰め直し、雰囲気を味わってもらおうと・・・鯛の尾頭付き。

b0396150_20212285.jpg



足りないので、なますと、椎茸と筍、油揚げの煮物、数の子を作っておきました。
数の子は、醤油とみりんの甘めのタレに、広島菜に入っていた昆布を入れて漬けておきました。これが美味だった。
ローストビーフは、始めて作りました。
まぁまぁの出来でしたが、ソースは失敗しました。
味が濃かったので、たまねぎとマリネにもしました。
自家製のもろみが、日がたつにつれおいしくなってきています。

b0396150_20213330.jpg





夫は、ご近所の仲良しのお宅に飲みに行きました。
お節と、焼酎を持たせました。
ひとりものなので、お節を食べていないのです。
きんとんは、夫が始めて作りました。とても上手にできました(私のよりおいしい)

b0396150_20214788.jpg




今年は、薪ストーブで炊いた黒豆がふっくらと出来ました。
専用の錆びた鍵を入れたのですが、色は黒く仕上がりませんでした。

b0396150_20220602.jpg


さて、女たち・・・ビールで乾杯、ワインはお互いに1杯づつと言ったのに・・・女二人、気兼ねなくの時間が過ぎ。
なにしろ、話は50年も遡るわけですから、気がついたら一本空けていました。
知と体力のいる舞踏という世界に挑み続ける健気さに心を打たれつつ、私もささやかながら、がんばろうと思いました。

いやぁ〜、よくしゃべった・・・遅めの朝食を食べながら、きりりとした空気の山の散歩を楽しみながら、また、おしゃべり。
お昼を食べて・・・まだ、話は尽きない・・・夏ちゃんがいつまでも踊れますように、と、祈りつつ、駅まで送りました。








# by aomeumi2 | 2019-01-03 21:09 | 喜怒哀楽な人々 | Comments(24)



なにがあっても・・・これがある。
新橋の小料理屋「京の里」の お節です。

b0396150_15401176.jpg




あしらいの冬苺は、あらかた咲き終わってしまいました。
でも・・・おいしいお節があれば・・・それでよし。
・・・と、夫が、あっ・・・と、言った。
前の晩におとそを浸しておくのを忘れた・・・
いいよ、もう・・・このお節があれば・・・

b0396150_15401919.jpg



夫の作った雑煮・・・おい、柚子がないぞ、柚子入れろ・・・
ま、おせちがおいしかったので、いいか・・・
おいしいお節に助けられた老夫婦の新年のお膳でした。

b0396150_15402713.jpg




来宮神社の初詣は、観光化されてしまったので辞めました。
山の上にある小さな神社に行ってみた。
ここは、家を建てるときに、お祓いをしてもらった神社ですが、今は誰もいません。
小さくて、なかなか感じの良い神社です。

b0396150_15403633.jpg




鳥居の向こうに海が見えます。

b0396150_15404266.jpg





その海まで降りてみました。
そうかぁ・・・日本の海は、藍色なのね。
色がよく出ていないけれど、とてもきれいでした。

b0396150_15404923.jpg

今年は、少し落ち着いた暮らしをします。
人に頼らず、自立して・・・掃除は毎日、料理はおいしいものを家で食べる、花日記を忘れずに、
酒は毎日飲まない、夫には腹を立てない、香舟先生を今まで以上に大切にする、
それから、それから・・・煙草をやめる・・・と、決心しながら、昼酒を飲み、煙草を吸うのでした。

今年も、どうぞよろしくお願いいたします。





# by aomeumi2 | 2019-01-01 15:57 | 天然な暮らし方 | Comments(16)



いいのよ、別に、手伝ってくれなくても・・・。

なんだか、だんだんワイルドになる飾り・・・
ま、いいっか・・・忙しいのよ。

b0396150_21171919.jpg




毎年、長崎の姑から、30年も口うるさく言いつけられて作ったお飾りも・・・気が入ってないから覚えていない。
するめとか、昆布、干し柿もあったなぁ・・・
あ・・・花がない。
今年は、水仙が咲きません。

b0396150_20425631.jpg




掃除の合間に、裏山に松を切りに入った。
一年でさらに伸び・・・思い切って切ったら・・・いくらなんでも、多すぎる。
あとでね・・・調節します。

b0396150_21253338.jpg




こんな切羽詰まった妻を尻目に・・・夫が、ストーブの煙突を新しくする・・・と、言い出しだ。
今か・・・今ですか ?・・・なにゆえに・・・ま、いいか・・・消えてくれ。

出先から電話・・・案の定、寸法のメモを忘れたと言う・・・チッ。
戻ってきたら、その寸法が間違っていた。なぬーーーー!
サイズの違う煙突を無理やり押し込んだら・・・ガラガラガッチャーン・・・やってくれた。
きれいに掃除の済んだ部屋に、部品が飛び散り・・・大切にしている土人形が壊れた。
老妻・・・ぶち切れる。
外に出たら、日本間の前庭が煤だらけ・・・雑草を鋏でチョキチョキ・・・丹精した美しい自然の芝生が・・・真っ黒。


b0396150_21224114.jpg

どうするんや・・・どないしてくれるんや・・・この年の瀬に・・・。

そんな中、師走には上京・・・新橋で、仲良しの犬子と久しぶりにお茶を飲み、お節を取りに・・・。
洗濯物を干しておけ、雑煮の出汁をとっておけ、ローストビーフの肉を冷蔵庫から出しておけ、余計なことはするな・・・
などなど、指令を出しつつ、夕方に伊豆の山に戻ったのでした。
まぁ、元気で年を越せそうなので、いいか・・・諦観の境地。

みなさま、どうぞよいお年を !









# by aomeumi2 | 2018-12-31 21:57 | 天然な暮らし方 | Comments(4)

掃除・・・という修行 ?



大掃除で、今年はいかに家事をおろそかにしていたのかを思い知らされています。
伊豆にいる間は、外食を辞めたので、台所の汚れが特にひどい。
料理を作るのが精一杯で、掃除まで手が回らない。
掃除をすると・・・料理が作れない。
このところの食事は、なんともいい加減です。

冷蔵庫の奥にパプリカを見つけたので、アヒージョ・・・フランスパンを焼いて・・・。
「え・・・これだけ ? 」
夫だけには、いつも刺し身がつくのですが、やはり、"これだけ ? " 感は否めない。
餃子を焼きました。

冷蔵庫の整理もしなくてはならないのです。

b0396150_09472205.jpg



ある夜は・・・冷蔵庫の塩鯖ひとペラをオリーブオイルとローズマリーで焼いて・・・縮んでさらに小さくなった。
庭のルッコラと茎ブロッコリー、しなびたジャガイモを茹でた。
レモンを添えて、"作ったぞ" 感をアピール。
栄養が足りない・・・慌ててゆで卵を作りました。

b0396150_09452648.jpg




ロックのキッシュで夕食という夜もあり・・・彼のキッシュは絶品です。
ほうれん草と、右は菊芋。
残り物で、けんちん汁・・・トンチンカンな献立ですが、栄養的には・・・よし。

b0396150_09443712.jpg





のり巻きではありません・・・おやつ兼、ワインのつまみ。
干し柿の中にクリームチーズと、ナッツの砕いたものを入れ、黒こしょう。

基本的に、果物以外は、家に甘いものはおかないようにしています。
あれば際限なく食べる人がいるのです。
時々、車の中にお菓子の袋が落ちている・・・買い食いしているようです。

b0396150_09433405.jpg

なにかと用事を作っては、出かけてしまう夫。
まぁ、二人でやれば喧嘩になるのはわかっていますし、途中でお茶やおやつを用意したりと仕事が増えます。
ひとりの方が、却ってはかどります。

罰が当たったような・・・修行なような・・・大掃除が半分ほど終わりました。












# by aomeumi2 | 2018-12-29 10:14 | 天然な暮らし方 | Comments(8)



打って変わって、ささやかなクリスマス。

香舟先生のところに、ケーキとお寿司を持って行きました。
びっくりしたように「あらぁ〜 ! あなた、いつ帰ってきたの ? ポルトガルから。元気だったの、心配してたわ」
先週も来たのに・・・珍しく、昼に起きていました。

「最近、考えるに、私の人生には、生活の実態というものがなかったように思います」
え・・・どうゆうこと ?
夫は、まぁ、もういないのだけれど・・・一体、どういうことが起きて、いなくなったのか、さっぱり思いだせません。
どうやって、私たちの暮らしがあったのか、全く覚えていないのよ。生活していた実感がありません。
思いだすのは、 50年も前の新宿のハプニングや、演劇、ジャズ喫茶・・・それにまつわる人々だけ。
自分たちが、日々、なにを考え、どんな生活をしていたのか、なにひとつ実感がない・・・と、不思議がるのです。
「青目が、今、目の前にいる・・・」
こうして、今、目に見えるものしか、実感がない・・・と、怖いことをおっしゃるのです。

b0396150_11005478.jpg

「実感がない・・・ということは・・・実態がなかったということですね、結局・・・」
絶句・・・。
自らを "自主的寝たきり老人" と、称して、あはは・・・とお笑いになりました。

ただ、今の先生が、寂しがったり、不安を感じてはいない・・・ただ、淡々と生きていることが、救いです。

「日本は、どう ? 」
つまんない・・・と、答えると、
「それは、目出たい・・・平和な証拠です」と、きっぱり・・・
はい。





イブの夜は、珍しく夫婦で映画を観ました。
夫は、二回目です。
二回とも、泣いていました・・・。
どこでじゃ ?

 https://youtu.be/0UkG8GnfCCY

ユーチューブの埋め込みが出来ません。
規約に同意しろ・・・と、脅す ? のです。
すぐに退散・・・怖いのです。


b0396150_11010429.jpg

改めて、私たちは音楽が好きらしいと、気がつきました。
いい映画でした。






いつもなら日高屋で野菜タンメンの私たちも、さすがにクリスマスですから・・・大奮発して渋谷の麗郷に行きました。
まずは、お気に入りの腸詰めと蒸し鶏・・・紹興酒で、いろいろ食べました。

b0396150_11011321.jpg

「お前・・・金、持っているんだろうな」と、途中で夫が聞きました。
持っていません・・・小銭しか。
夫といる時は、金輪際、お金を使いたくないのです。

最後の上京は6日間・・・コーヒーを買って、編集者と食事して、奥さんを亡くしたジャズバーのキクチさんに会いにいき、
田端に部屋を見に行き、クリスマスパーティー、男友達に会って、夫を大切にするように説教され、
その言いつけを守って夫婦で映画にいき、恵比寿の部屋を片付け、夫は心臓の検査に行き、香舟先生を訪ね、
小田原のドンクで、パンを買い・・・という6日間でした。

さて、大掃除をして、新年を迎えます。

「つまんない・・・は、平和な証拠・・・」
香舟先生の言葉をかみしめながら、掃除に励もうと思います。











# by aomeumi2 | 2018-12-26 11:54 | 天然な暮らし方 | Comments(14)